9月8日、名古屋で1時間104.5ミリの雨を観測
2026年9月8日、名古屋では記録的な大雨となりました。
気象庁の観測では、名古屋で16時53分までの1時間に104.5ミリの雨を観測。1890年の統計開始以来、1時間降水量として最も多い記録となりました。
強い雨の音や道路にたまる水など、いつもの街とは違う様子を目にした人もいたかもしれません。
名古屋市北区・西区には庄内川や堀川などの河川があり、洪水や内水氾濫について、自宅周辺の状況をあらかじめ確認しておきたい地域でもあります。
9月8日の大雨では、普段なら何気なく通る道でも、短時間の激しい雨によって排水が追いつかず、思いがけない場所に水がたまっている状況を実際に目にしました。

今回の大雨を受けて、改めて確認しておきたいもののひとつが、名古屋市が公開している「なごやハザードマップ」です。
2026年4月、名古屋市の洪水ハザードマップが更新

名古屋市は2026年4月6日、新しい洪水ハザードマップを市公式ウェブサイトで公表しました。
背景にあるのは、洪水浸水想定区域の対象となる河川の拡大です。水防法の改正を受け、これまで対象ではなかった中小河川についても愛知県が洪水浸水想定区域を指定。名古屋市はそれを反映する形で洪水ハザードマップを見直しました。
新しい洪水ハザードマップでは、想定される浸水の範囲や深さのほか、浸水継続時間なども確認できます。
名古屋市では行政区ごとのハザードマップが公開されており、北区・西区についてもそれぞれ確認できます。
堀川など中小河川の水害リスクも新たに反映
今回の見直しでは、守山川、隅除川、堀川、新堀川、長戸川、野添川など複数の河川について、水害リスクが新たに洪水ハザードマップへ反映されました。
なかでも堀川は、名古屋市北区・西区で暮らす人にとって身近な河川のひとつです。
日頃は街の風景の一部になっている川も、大雨の際には普段とは違った視点で周辺を見る必要があります。
名古屋市は、新しいハザードマップなどをまとめた冊子を2026年6月頃に全戸配布する予定としていました。我が家にも冊子が届いています。
手元に見当たらない場合も、「なごやハザードマップ」は名古屋市公式サイトで確認できます。
家族で一度地図を広げてみるのも、防災について話すきっかけになりそうです。
自宅だけでなく「普段通る場所」も地図で確認
ハザードマップを開いたとき、まず目が向くのは自宅ではないでしょうか。
そこから少し範囲を広げて、家族が普段過ごしている場所も確認しておきたいところです。
たとえば、朝に利用する駅までの道。子どもが学校から帰る道。夕方に立ち寄るスーパーへの道。休日に庄内緑地などへ出かける際に通る道。
北区や西区の地図を広げ、こうした普段使っている場所と浸水想定を重ねてみると、「家にいるとき」だけではない災害時の状況を考える材料になります。
洪水だけでなく、名古屋市の「なごやハザードマップ」では内水氾濫、高潮、地震など、災害の種類ごとの情報も公開されています。
大雨の記憶が新しいうちに、平時の確認を
9月8日の大雨では、「いつもの道が大雨のときにはどうなるのか」を身近に感じた場面もありました。
一方で、実際の災害時にどのような行動を取るべきかは、場所や雨の状況によって異なります。ハザードマップだけで判断するのではなく、災害時には気象情報や名古屋市など公的機関が発信する最新情報を確認することが重要です。
雨の音がしない普段の日に地図を開き、自宅、学校、駅、買い物先などを一度確認しておく。家族が別々の場所にいる時間帯についても考えてみる。
9月8日の記録的な大雨の記憶が新しい今、名古屋市北区・西区での普段の暮らしを地図の上でたどってみることも、次の大雨への備えを考えるひとつの機会になりそうです。
【参考情報】
名古屋市「なごやハザードマップ」https://www.city.nagoya.jp/houdou/3003942/3003943/3004291.html
洪水、内水氾濫、高潮、地震など、行政区ごとのハザードマップを確認できます。
災害時には、名古屋市、気象庁など公的機関が発信する最新情報を確認し、その時点の状況に応じて安全確保を優先してください。
※このたびの豪雨により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
名古屋市公式サイトで「令和8年9月8日の大雨で被災された方への支援について」が確認できます。https://www.city.nagoya.jp/bousaiportal/shien/1053805/index.html













