名古屋市北区・柳原通商店街で親しまれたカフェ「COLOR」は、2025年2月28日に店舗営業を終了しました。
2021年のオープン以来、季節のフルーツを使ったスイーツや焼きたてクロワッサンのフルーツサンド、サラダバー付きのランチなどが人気を集め、地域の人はもちろん、遠方から訪れるファンも多く、柳原通商店街を代表するカフェの一つとして親しまれました。
また、愛犬と一緒に利用できるイートインスペースを備え、柳原通商店街の新たな魅力を発信する存在でした。
この記事では、営業当時の店内の様子や人気メニュー、店長・坂崎さんへの取材をもとに、閉店までの経緯や地域への思いを記録しています。当時の写真とともに、柳原通商店街の一つの風景を振り返ります。
※店舗跡地には現在、スペシャルティコーヒーが楽しめる「柳原BASE」がオープンしています。あわせて関連記事もご覧ください。

カフェ「COLOR」とは

「COLOR」は、岐阜県多治見市の人気洋菓子店「LUPOS」の2号店として、2021年1月に柳原通商店街にオープンしました。
オープン当初はスイーツのテイクアウト専門店としてスタート。コロナ禍という厳しい時期にもかかわらず、季節のフルーツを使ったパンナコッタやケーキなどが評判を呼び、地域の人々を中心に多くのファンを獲得しました。
2023年1月には、店長を務めていた坂崎さんが店舗を引き継ぐ形で独立。「LUPOS」の姉妹店として新たな一歩を踏み出します。
坂崎さんは当時を振り返り、次のように話してくださいました。
「引き継いだ後、この店舗で出来ること、自分自身で出来ること、ブランドを守りながら自身の色を出していくことに楽しさを感じていました。」
独立後は、スイーツだけでなく、サンドイッチやピザ、パスタなどの食事メニューを充実させ、サラダバー付きのランチもスタート。カフェとしての魅力をさらに広げていきました。
さらに曜日限定で夜営業も実施し、お酒や軽食を楽しめる「イザカヤCOLOR」や「せんべろCOLOR」といったユニークな企画も好評を集めました。
一人でお店を切り盛りしながらも、新しい挑戦を続ける姿勢は、多くの常連客に親しまれ、「COLOR」ならではの温かな雰囲気を育んでいったように感じます。
営業当時のランチや店内の様子は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
【2023年11月当時の様子をご紹介した記事はこちら↓】

店内の様子
閉店を知り、営業終了前に改めて店舗を訪れました。
この日は営業開始から間もない時間帯でしたが、店内にはワンちゃん連れのお客さんやカップル、女性グループなどが次々と来店。
店内で印象的だったのは、お客さんと店長・坂崎さんが交わす何気ない会話です。
「閉店してしまうのは本当に寂しい」と声を掛ける常連の姿もあり、このお店が地域に深く根付いていたことが伝わってきました。
「COLOR」はスイーツやランチを楽しめるだけでなく、愛犬と一緒に利用できるイートインスペースがあることでも知られていました。
散歩の途中に立ち寄る人や、愛犬との時間をゆっくり楽しむ人の姿も見られ、柳原通商店街では貴重な存在だったといえます。
また、ビル共用のイートインスペースには小窓が設けられ、店内に入らなくても注文できる工夫も。気軽に立ち寄れる雰囲気も、多くの人に親しまれた理由の一つだったのでしょう。

人気だったメニュー
「COLOR」を訪れたら一度は味わっておきたいと人気を集めていたのが、店舗で焼き上げるクロワッサンを使ったフルーツサンドです。
営業当時にいただいたのは、旬のいちごを使ったクロワッサンフルーツサンド。サクサクとした香ばしいクロワッサンに、甘さ控えめの生クリーム、そしてみずみずしいいちごがたっぷりとサンドされていました。
いちごは表面を彩るだけでなく、中までイチゴがしっかりと詰まっているのも印象的。軽やかな自家製生クリームと甘酸っぱいいちごのバランスがよく、満足感たっぷりの一品でした。ボリュームがありながらも、最後まで飽きずに味わえたことを覚えています。
あわせて注文したフレッシュジュースも人気メニューの一つ。この日は、みかんを丸ごと生搾りしたジュースをいただきました。
みかん本来のやさしい甘みとほどよい酸味が感じられ、果肉の粒感まで楽しめる一杯。素材そのもののおいしさを生かした、シンプルだからこそ満足感のあるドリンクでした。

さらに、多くの利用客から好評だったのが食べ放題のサラダバーです。
15種類ほどの野菜や総菜が並び、少しずつさまざまな味を楽しめる内容で、一品一品にひと手間加えられていることが伝わってきました。野菜をたっぷり食べられることもあり、ランチタイムの人気を支える存在だったようです。
営業当時に味わったこれらのメニューは、今でも「COLOR」を思い出す人の記憶に残る、お店の看板メニューだったように感じます。

閉店の経緯
「COLOR」が営業していた柳原通商店街は、この数年で新しい店舗の出店が続き、少しずつ新たなにぎわいを見せてきました。
2025年にはIGアリーナの開業も控え、商店街周辺の人の流れが変化することへの期待も高まっていた時期でした。それだけに、「COLOR」の閉店は、多くの利用客にとって驚きの知らせとなりました。
閉店の理由について、店長の坂崎さんは次のように話してくださいました。
「自宅からの通いでお店に来ている私には、柳原で求められていることが分かっていても、上手く時間を割けず、それでも何とか色々考えて、色々変化をしつつやってきましたが、体力気力の限界を感じてしまったことが理由の一つです。」
一人で店舗を切り盛りしながら、お店の運営だけでなく、新しいメニューや企画にも挑戦し続けてきた坂崎さん。その積み重ねがあったからこそ、多くの人に愛される店になった一方で、大きな負担にもなっていました。
さらに、将来的に向き合うことになる介護の問題も見据え、今のタイミングで店舗営業を終える決断をしたと話してくださいました。
店舗営業には一区切りを付けるものの、お客様からの要望も多いことから、キッチンカーや露店営業など、新たな形で活動を続けることも検討しているとのことでした。
柳原通商店街のイベントやお祭りで再び「COLOR」の味に出会える日が来るかもしれません。
また、坂崎さんは今後について、新たな挑戦への思いも同時に語ってくださいました。
「今後は自分自身で作った自分の宝物のお店を準備して、また皆さんにお会いできたらなと考えています。少しでも早く実現できるように頑張ります。」
店舗営業には区切りを付けましたが、今度についてのお知らせは、引き続きCOLORの公式インスタグラムで発信されるそうなので、フォローは外さず、気長に見守ってくださいね。
感謝のメッセージ
営業終了を前に、店長の坂崎さんは、柳原通商店街への感謝の気持ちを次のように話してくださいました。
『柳原通商店街が大好きです。来店くださるお客様だけでなく、街ゆく方がとても温かい人ばかりで助けられてばかりでした。
たくさんの方に出逢えて、私に会いに来てくださる方も多くて幸せな時間を過ごさせて頂きました。
COLORが柳原から離れても、商店街には美味しいお店たのしいお店があります。
今後も増えていく予定です。
たくさんの方に今後も柳原通り商店街に足を運んでいただけると嬉しいです。』(店長・坂崎さん)

この言葉からは、お店への愛着だけでなく、柳原通商店街そのものへの深い思いが伝わってきます。
「COLOR」は営業を終えましたが、店長が願ったように、商店街には現在も新しいお店が生まれ、少しずつ街の景色は変化を続けています。
「COLOR」があったこと、そして多くの人に愛された時間もまた、柳原通商店街の大切な風景の一つだったのではないでしょうか。
【店舗情報】
店舗概要(営業当時)
店舗名 COLOR
所在地 名古屋市北区柳原4-5-1
営業期間 2021年1月~2025年2月28日
備考 2025年2月28日をもって店舗営業を終了しました。
※営業当時の様子を記録したアーカイブ記事です。最新の周辺情報は関連記事もあわせてご覧ください
問い合せ COLOR公式インスタグラム
現在は跡地に「柳原BASE」がオープン
「COLOR」の店舗跡地には、現在スペシャルティコーヒーを楽しめるコーヒースタンド「柳原BASE」がオープンしています。
新たな店舗が加わったことで、柳原通商店街には引き続き人が集い、街の魅力も少しずつ広がっています。
「COLOR」が地域に残した温かな空気を受け継ぐように、商店街では新しい挑戦が続いています。
跡地の様子や「柳原BASE」の詳細については、こちらの記事で紹介しています。

【関連記事:柳原通商店街のお店】




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