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2025アーカイブ【名古屋市】10/11(土)開催!北区発のネオカルチャー『おつきみどろぼう』今年は60軒が参加

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『お月見どろぼう』、この言葉を聞いたことがありますか?
名古屋市東部や日進市、長久手市、そして岐阜・三重の一部地域などに伝わる、秋の夜の風習です。

中秋の名月の夜に限って、子どもたちは”月の使い”としてお供えを盗んでよい――
「どろぼうが来た家には福が訪れる」「盗んだ子どもは長者になる」ともいわれ、
五穀豊穣への感謝をこめた、古き良き習わしです。
今では見かけることは少なくなりましたが、ここ北区では”現代のまち歩きイベント”として復活し、大きな注目を集めています。

おつきみどろぼう2025 ポスター

子どもたちは地図を手に参加店を巡り、お菓子やお供えをもらいながらまちを歩きます。
たった一軒のコロッケ屋さんから始まったこのイベントは、地域をつなぐ新しい文化として、子どもたちの笑顔とともに根づこうとしています。
今年は10月11日(土)、北区・西区の約60軒のお店やお寺、幼稚園、個人宅が参加し、小さなどろぼうさんたちをお迎えします。

目次

北区版『おつきみどろぼう』とは?

もともとは中秋の名月に行われる伝統行事『お月見どろぼう』を、地域の魅力を再発見する昼のまち歩きイベント『おつきみどろぼう』として再構築したのが、この北区スタイル。
この3年間で大きな進化を遂げました。

始まりの場所・コロッケ屋みね外観 2023年ごろ撮影

2022年:北区発『おつきみどろぼう』始まりはたった一軒のコロッケ屋さん

私がこのネオカルチャーの”種”を見たのは、2022年のこと。
当時はまだイベントというには小さく、北区大杉の『コロッケ屋みね』一店舗のみでひっそり行われました。
現われたどろぼうさんは10名ほど。
けれど、その素朴で温かい試みは、まちの新しい風を予感させるものがありました。

2023年:いつもの景色を変えた「おつきみどろぼうです!」の声

2023年コロッケ屋みね前のお供え。賛同者が少しづつ増え、お菓子や絵本などお供えの提供も集まり始めました

第2回となる2023年、コロッケ屋みねの思いに共感した参加店は16軒に増加。
当日は「おつきみどろぼうです!」という元気な声が、北区の住宅街に響き渡りました。

中には、もじもじと恥ずかしそうに、小さな声を振りしぼる子も。
「おつきみどろぼうです」やっと言えた瞬間――その表情は少し誇らしげでした。

2023年おつきみどろぼうの様子。コロッケ屋みねには400名以上のどろぼうさんが現われました。

普段は人通りの少ない、静かな通りが笑顔で満たされていく。
いつもの景色が一変し、まちぐるみの一日が生まれた年でした。

2023年おつきみどろぼうの様子。人気ベーカリー・hobobakery前。

2024年:1000人規模へ、広がるまちの輪

2024年の第3回では、参加店が約30軒へと倍増。
お菓子やお供えを大切そうに受け取る子どもたちと、笑顔で手を振る店主さん。
そんな光景がまちにあふれました。

2024年おつきみどろぼうの様子。金城市場前。
2024年おつきみどろぼうの様子。和菓子店・餅冨も大盛況。

多くのメディアで取り上げられるほど注目を集め、来場者は1000名近くに。
回を重ねるごとに、人と地域を巻き込み、北区の『おつきみどろぼう』は一大ムーブメントへと成長していきました。

2025年:北区大杉からエリア拡大——60軒が参加へ!

そして第4回となる2025年。近隣地区へもさらに共感の輪が広がり、約60軒のお店やお寺、幼稚園、個人宅などが参加予定です。
地元の方からはこんな声も聞こえてきます。
「めっちゃ楽しみ!」「いっぱい回りたい!」(子どもたち)
「去年おつきみどろぼうを知って、今年は子どもたちと一緒に歩くのを楽しみにしています。」(保護者)

地域のまなざし — 飛び出し注意のとび太くん&見守り隊

規模が大きくなるにつれ、交通安全、ごみ問題、混雑などの課題も増えました。
そのたびに運営チームは内容を見直しながら、『おつきみどろぼう』を育ててきました。

そして今年は、ユニークな安全対策が登場。
道路脇でおなじみの看板・飛び出し注意のとび太くんです。
参加店やご近所さん、子どもたちが段ボールにペイントし、「世界にひとつだけのとび太くん」が製作されました。
その数なんと、55体。
色も表情もバラバラで、どれも個性たっぷり。思わず笑顔になるかわいらしさです。

同じものは二つとない、飛び出し注意!のとび太くん。各会場へ設置され、みんなを見守ります。

さらに、『おつきみどろぼう』ステッカーを付けたボランティア・見守り隊も町を歩きます。
子どもたちを見守る”地域のまなざし”が感じられますよね。

飛び出し注意!とび太くん セーラー服バージョン

つながる人、育つまち

賑わいの裏では、運営の苦労もあります。
コツコツ運営資金を積み立てる「おつきみどろぼう貯金」や事前準備、イベント当日の運営から、人知れず行うゴミ拾いまで。ボランティアベースのため、報酬があるわけではありません。
この日だけで見れば、商売上のメリットなんて、きっとないでしょう。
それでも続けるのは、”まちを思う気持ち”が根底にあるからこそ。

主催者のみねさんはこう語ります。

「このまちの個性あふれるあたたかさに触れ、今の子ども つまり数年後の大人が、些細な記憶の一つとして、あんな楽しいまちがあったなあと、面白い大人がたくさんいたなあと、次は面白い大人になる番かと思ってくれることが、この上ない楽しみです。」

2024年参加のチーム草刈り。子どもたちから「自分たちも何かやりたい!」と自発的な提案があったそう。お供え会場のどんぐり広場をきれいにしています。

『おつきみどろぼう』は、ただお菓子をもらう日ではありません。
まちを歩きながら知らなかったお店を見つけたり、店主さんとあいさつを交わしたり。 いつもは通り過ぎていた道を、宝の地図をたどるように歩く—— 見慣れた風景の中に、新しい出会いや気づきがある日です。

コロッケ屋さんがまいた一粒の種が、”地域の営み”として根を広げ、まちの人々の手で花を咲かせつつあります。

北区発のネオカルチャー『おつきみどろぼう』は、2025年10月11日(土)開催。
ぜひ、親子で歩いて、まちの温かさに触れてみてください。

もしかしたら——
あなたのまちにも、来年、かわいいどろぼうさんたちが現れるかもしれません。

(2025/11/1追記)「おつきみどろぼう2025」開催レポートはこちら↓
【名古屋市北区】雨空に輝いた、地域の温かな輪! 名古屋市北区発「おつきみどろぼう」開催レポート(「Do Local Life なごや」)

おつきみどろぼう2025 概要※終了しました

【日時】2025年10月11日(土) 13:00~17:00 
【開催場所】北区大杉学区とその周辺地域、西区円頓寺周辺 徒歩での参加をお勧めします。※マップ参照
【対象】小学生以下のお子さん
【お供え物】(子どもたちがもらえるもの)
焼き菓子・お菓子・ジュース・コロッケ・和菓子・胡麻団子・ラスク・バスクチーズケーキ・ドーナツ・サーターアンダギー・蒸しさつまいも・唐揚げ・工作キット・絵本・おもちゃ・ステッカー・リボン・ハギレ、など
【参加方法】

  • おつきみどろぼうのポスターがはってあるお店や、場所を探そう。
  • 元気に「おつきみどろぼうです」と言おう。
  • お供え物は、一つだけもらおう。
  • ゴミは持ち帰ろう

【問い合わせ】 コロッケ屋みねInstagram/ おつきみどろぼうInstagram
最新情報は上記Instagramをチェックしてください。

おつきみどろぼう2025 散策マップ

北区で始まったおつきみどろぼうのあゆみ

2022年:一軒のコロッケ屋から始まった最初の挑戦。

2023年:地域22会場へ拡大し、共同開催が始まった年。
【名古屋市】北区で日本版ハロウィン!?22の地元飲食店らが開催『お月見どろぼう』

2024年:約30会場となり、一千人規模へ。地域イベントとして定着がすすむ。
https://manabito758.com/2024otsukimidorobou/

2025年:約60会場へ拡大。北区のお月見どろぼうが一大ムーブメントへ
https://manabito758.com/2025otsukimidorobou/

2025年開催おつきみどろぼうのレポートはこちら↓

最新の開催情報はこちら。

「おつきみどろぼう」主催の「コロッケ屋みね」さんについては、こちらでもご紹介しています。↓
【名古屋市北区】ドイツ帰りの店主が手がける下町の味。『コロッケ屋 みね』で出会う揚げたての幸せ

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