大乃伎神社で開催された「ハッピーマルシェあいち」
2023年4月初旬、名古屋市西区大野木にある大乃伎神社で地域マルシェ「ハッピーマルシェあいち」が開催されました。
暖かくなり始めた春の空気の中、ベビーカーを押した家族や近所から歩いて来た人たちがゆっくりとブースを回り、神社の境内は穏やかなにぎわいに包まれていました。

手作りお菓子からキッチンカーまで約16組が出店
今回の「ハッピーマルシェあいち」では、朝から境内にテントが並び、ハンドメイド作品や焼き菓子などのブースが約10組、キッチンカーも6台ほど並びました。
樹脂粘土を使ったアクセサリーと焼き菓子を販売していた「TARO」さんでは、茶葉を使ったお菓子が並びます。
購入した抹茶サブレは、抹茶の香りがしっかりと広がり、ほろ苦さが残る大人向けの味わいでした。


また、キャリア20年以上というパティシエールが初めて個人出店した「CLOCHE」さんでは、カヌレを購入。
ラム酒の香りがふわっと広がり、外はカリッと香ばしく、中はしっとりとした食感で印象に残るおいしさでした。
境内では子どもが焼き菓子を選び、大人はコーヒー片手にゆっくりブースを見て回る姿も。
隣接した小さな公園で遊びながら、時折ふらり立ち寄るような感覚で、地域の人が気軽に楽しむ雰囲気が広がっていました。
出店のきっかけを広げるシェアキッチン「アトリエ・トランキリテ」
「ハッピーマルシェあいち」を主催する伊東さんは、ご自身でも素材にこだわった手作りお菓子を作っています。
発酵バターやフランス産小麦、平飼い卵などを使った焼き菓子をイベントなどで販売してきました。
イベント出店を続ける中で、「もっと気軽に挑戦できる場所があったらいい」と感じたことがきっかけとなり、自宅を改装して菓子製造許可付きのシェアキッチン「アトリエ・トランキリテ」をオープン。
今回のマルシェでも、このシェアキッチンを利用してお菓子を製造し、出店している人の姿がありました。
マルシェでお菓子を販売するには、技術だけでなく、保健所の基準を満たした製造環境も必要になります。
シェアキッチンは、「いつか自分のお菓子を販売してみたい」という人にとって、最初の一歩を踏み出す場所にもなっています。
イベント出店だけでなく、ネット販売や店舗への委託販売など、活動の幅を広げるきっかけにもつながっているそうです。

奇数月第3日曜に開催される地域マルシェ
「ハッピーマルシェあいち」は奇数月の第3日曜日に定期開催され、地域の人が買い物や散歩の途中に立ち寄れるイベントとして続いています。
お菓子を作る人、作品を届ける人、それを楽しみに訪れる人。
マルシェの会場では、作る楽しさと届ける喜びが地域の中でゆるやかにつながっていました。

※本記事は取材時点の情報に基づいています。現在はメニューや価格、その他の状況が異なっている場合がありますので、ご利用の際は最新情報をご確認ください。
