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【名古屋市西区・又穂町】元保育士ママが開いた『えほんやさん タンポポ』。小さな絵本屋さんは、親子の時間をそっと支えた場所(2023年4月公開)


名古屋市西区・又穂町。
庄内通駅から10分ほど歩いた住宅街の一角に、ふんわりと優しい雰囲気のお店がありました。
ワンちゃんがタンポポを手にした、かわいらしい看板が目印の『えほんやさん タンポポ』。

2022年にオープンしたこの小さな絵本屋さんは、
絵本・駄菓子・手作り雑貨がぎっしり並ぶ、親子の居場所のような空間です。
ここでは、又穂町時代の『えほんやさん タンポポ』の姿を、地域の記録として残しておきたいと思います。

親子に寄り添う空間をつくりたかった。店主は保育士歴17年のママ

店主の久保田さんは、保育士として17年間勤務したベテラン。
仕事へのやりがいは大きかったものの、コロナ禍で家庭とのバランスに悩む日々が続きました。

そんな時、一番下のお子さんのひとことが、人生を変えるきっかけになります。

「ママの怒った顔、描くね」

お子さんの絵に描かれた “怒った顔”。
「子どもには、できれば笑顔の私を見ていてほしい」。
その思いが強くなり、好きだった絵本の世界を仕事にする決心をされたそうです。

小さな店内には手作りの温もりがあふれて

店内にはどこか懐かしい空気が流れています。
棚の陳列、手書きのPOP、紙工作の飾り──どれも店主の手作りです。

なんと床張りや壁のモルタル塗りまでDIYで仕上げたのだとか。
販売されているハンドメイド雑貨も、久保田さん自身の作品。
“丁寧に作られたものを届けたい” という思いが、細部にまで宿っていました。


リサイクル絵本は100円から。宝探しのようなワクワク感

状態の良いリサイクル絵本が100円から並びます。
図鑑や名作絵本も多く、親子で「これ懐かしい!」「読んでみよう!」と会話が弾む空間でした。

リーズナブルだからこそ、子どもが“自分で選ぶ体験”を気軽に楽しめるのも魅力です。

絵本を見て「懐かしい!」と目を輝かせる大人の姿も。

駄菓子が10円刻みなのは、子どもたちのため

奥には小さな駄菓子コーナーもありました。
価格はほとんどが“10円刻み”。

「端数だと計算が難しくて…。あと私も算数が苦手なんですよ」
と笑う久保田さんですが、その裏には

  • 自分で計算して買い物する楽しさ
  • 小さな成功体験を積んでほしい

という、元保育士らしい願いが込められていました。

棚の高さが低めなのも、子どもの手が届きやすいよう工夫されたものです。

子どもも手に取りやすい低めの絵本棚

予約不要のワークショップは大人気。専門性が光る時間

『えほんやさん タンポポ』といえば、ワークショップも大人気。
オリジナルカレンダー作りや季節の工作など、毎回20名以上が参加していました。

久保田さんは

  • 保育士
  • 幼稚園教諭
  • チャイルドマインダー
  • 知育インストラクター
  • リトミック講師

など多彩な資格を持ち、専門性を活かして企画を行っていたのが印象的でした。

「予約制だと子どもの体調で行けなくなることもあるので、気軽に来てもらえる方がいいかなと思って」

そんな一言からも、子育て中の家庭への理解が伝わります。

“ふらっと寄れる” 心地よさ。地域の小さな拠りどころに

開店後まもなく、散歩帰りや園帰りに立ち寄る親子が増えていき、
次第に “小さな居場所” として親しまれるようになりました。

店名『たんぽぽ』には
「道端にそっと咲くたんぽぽのように、だれかに寄り添いたい」
という思いが込められているそうです。

その言葉の通り、何も買わなくても、ふらっと寄れる温かな空気がありました。

その後、庄内通へ移転し『えほんカフェ たんぽぽ』へ(2023年10月)

又穂町で基礎を育んだのち、
2023年10月、西区・庄内通駅近くへ移転し『えほんカフェ たんぽぽ』として再スタートしました。

絵本と駄菓子に加え、飲食も楽しめる空間へと進化しています。

移転後の記事はこちら 2023年10月6日 『えほんカフェ たんぽぽ』としてリニューアル。庄内通駅近くへ移転しました。
→住所 名古屋市西区庄内通4-24-6 メゾリエ庄内通102

【店舗情報(旧店舗:アーカイブとして記録)】

店名:えほんやさん タンポポ
住所:名古屋市西区又穂町1-47
営業時間:10:00〜16:00
定休日:日曜日
公式インスタグラム:※最新情報は店舗発信をご確認ください

※この記事は、又穂町時代の記録としてまとめています。