名古屋に暮らしていると、きしめんは身近な存在ですよね。
当たり前のように食卓や外食に並び、あえて語られることの少ない名古屋の味。その“いつものきしめん”を、少し違う角度から見つめ直した商品があります。
手がけたのは、大正7年創業の老舗きしめん店「角千本店」。
名古屋市北区・西区に暮らす人にとっては、名前を聞いてピンとくる方も多いかもしれません。
その角千本店が、地元の学生と一緒に開発したのが「きしめんチップス」です。
老舗きしめん店から生まれた、少し意外なおやつ
きしめんチップスは、きしめんを揚げて作ったスナック菓子。
原料には、愛知県産小麦「きぬあかり」を使用しています。
名古屋らしい素材を使いながら、形は“おやつ”。
伝統的な麺文化と、今の暮らしに合う食べ方が、自然につながった商品です。

学生の気づきが、きしめんの新しい形を生んだ
この商品が生まれた背景には、学生たちの素朴な疑問がありました。
「若い世代が、きしめんから少し離れているのではないか」
「製造の過程で出る切れ端を、何かに活かせないだろうか」
きしめんは製造上、どうしても切れ端が出てしまいます。
それを廃棄せず、新しい価値に変えられないか——。
老舗の技術と、学生ならではの柔軟な発想が重なり、
アップサイクルの取り組みとして形になったのが、きしめんチップスでした。
名古屋らしさが詰まった、3つの味
きしめんチップスは、現在3種類の味が展開されています。
だし醤油味
春日井商業高等学校との共同企画。
きしめんらしいだしの風味が、シンプルに楽しめます。

みそ味
愛知学院大学との共同企画。
名古屋らしいコクのある味わいで、後を引く仕上がりです。

マイルドカレー味
愛知商業高等学校との共同企画。
名古屋のインドカレーの名店 えいこく屋 が監修しています。

子どものおやつにも、大人のおつまみにも
スタッフの方によると、なかでも人気が高いのがマイルドカレー味とのこと。
さっそく購入し実食してみました。
ひと口食べると、カリッと軽い食感。
それでいて、噛むとどこか“コシ”を感じるのは、きしめんがベースだからこそ。
揚げ菓子なのに、きしめんらしさがきちんと残っています。

そのまま食べれば、子どものおやつに。
だしの旨みとスパイスが重なり、どこか「カレーきしめん」を思い出すような味わいは、
大人のお酒のおつまみにもよく合います。
サラダのトッピングや、スープのクルトン代わりに使うのもおすすめ。
揚げ菓子なので食べすぎには注意ですが、ジッパー付きのパッケージで少しずつ楽しめるのも安心です。
学生の挑戦が評価された理由
きしめんチップスマイルドカレー味は、2022年11月に開催された「第9回 商業高校フードグランプリ」で、大賞と物流健闘賞をダブル受賞しました。
評価されたのは、味だけではありません。
名古屋の食文化、フードロス削減、若い世代の視点。それらを一つの商品に落とし込んだ点が、多くの共感を集めたのでしょう。
名古屋市北区・西区周辺での購入先
きしめんチップスは、名古屋市北区・西区周辺でも購入できます。
名城公園近くの大学キャンパス内や、名古屋城正門横売店、イオンモール Nagoya Noritake Garden など、立ち寄りやすい場所で取り扱われています。
名古屋の日常に根づいてきたきしめんが、学生の視点を通して少し姿を変え、次の世代へつながっていく。
特別ではないけれど、私たちの暮らしのすぐそばで続いていく名古屋の味を、改めて感じさせてくれる一品でした。
今回購入したのはこちら 角千本店 イオンモール Nagoya Noritake Garden店

イオンモールNagoya Noritake Gardenは、名駅から徒歩圏内でアクセスも良好。
名古屋らしいお土産を探している方にもおすすめです。
店舗情報
店名 角千本店イオンモールNagoya Noritake Garden 1階グルメ&フードコート
電話番号 052-526-8870
営業時間 11:00-22:00