地元に戻ると、思い出す中華そば
地元に帰ったとき、なぜか無性に食べたくなる味がありませんか。
名古屋のソウルフードとしてはスガキヤが広く知られていますが、名古屋市西区では別の名前が自然と挙がります。
庄内通エリアで長年親しまれてきた、中華そば 万楽です。
派手な演出はありません。それでも「やっぱりここだな」と思わせる安心感があり、日常の延長として立ち寄れる存在。
地元の暮らしの中に、静かに根付いてきたお店です。

庄内通駅から徒歩圏、住宅街に根付く一軒
万楽があるのは、名古屋市西区江向町。地下鉄庄内通駅から北東へ徒歩10分ほどの住宅街に位置しています。無料駐車場もあり、車での利用もしやすい立地です。
ラーメン店は昼営業のみというケースも少なくありませんが、万楽は11時から23時までの通し営業。
ランチを逃した日や、夕方に少し小腹が空いたときにも立ち寄れます。
時間帯を問わず、数組が並ぶ光景が見られるのも、この店らしい日常風景です。

厨房を囲むカウンターと、変わらない店の空気
入口すぐの食券機で購入し、席へ。
厨房を囲むコの字型のカウンターが中心で、奥には4人掛けのテーブル席がひとつあります。
お一人さまから家族連れまで、自然に受け入れてくれる造りです。
目の前で手際よくラーメンが仕上がっていく様子を眺めながら待つ時間も、この店の魅力のひとつ。
忙しさの中に、長年積み重ねられてきたリズムを感じます。
メニューは3種。それでも通い続ける理由

メニューはラーメン、チャーシューメン、担々麺の3種類。サイズは並・大・W・特大(担々麺はWまで)と明快です。
トッピングやサイドメニューも必要十分に絞られています。
注目したいのは価格。ラーメン並は600円と、物価高が続く今では貴重な存在です。
昭和62年の創業以来、時代に合わせて価格改定は行われてきましたが、「気兼ねなく食べられる一杯」であることは変わっていません。
年始にはテレビ番組でも紹介され、あらためて注目を集めました。
味変も含めて「自分の万楽」を見つける
着席から提供まではおよそ4分。
定番はラーメン並にわかめ増量。
醤油豚骨ベースのスープは重すぎず、旨みがしっかりと感じられます。
中太の自家製麺はゆるやかなウェーブで、つるっとした喉ごし。チャーシューやメンマも、どこか懐かしい味わいです。
卓上にはコショウ、ニンニク、豆板醤。途中で豆板醤を足して味変を楽しむ人もいれば、最初からにんにくをたっぷり入れる常連さんの姿も見られます。
長く通う中で、自分なりの食べ方ができていくのも、地域店ならではです。

世代を超えて通われる、名古屋市西区の一杯
子どもの頃に家族と訪れ、大人になってから友人や自分の子どもを連れてくる。
そんなエピソードが自然に生まれる万楽。行列ができていても回転は比較的早く、思ったより待たずに入れることもあります。
「地元に帰ると、やっぱり食べたくなる」。
名古屋市西区・庄内通で、そんな声が集まり続ける理由が、この一杯にはあります。
【店舗情報】
店名 中華そば 万楽
住所 名古屋市西区 江向町3-72
電話番号 052-531-0221
営業時間11:00~23:00
定休日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合は火曜日休業)
駐車場有 店舗南6台分、北側2台分。
※メニュー・価格は取材時点のものです。