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【名古屋市北区】味鋺いもの素朴な甘み。地元で愛される和菓子店『餅冨』の芋きんつば

秋の気配が深まるころ、ふと恋しくなるのが“ほっこり和菓子”。
今回ご紹介するのは、名古屋市北区大杉にある地域密着の和菓子店『餅冨(もちとみ)』。
この時期にこそ味わいたい、地元名産・味鋺いもを使った「芋きんつば」は、素材の良さをそのままに味わえる素朴な逸品です。

地元に根ざした和菓子屋さん

実力派ながら、庶民的な品ぞろえと温かな接客で長く愛されている『餅冨』。季節ごとに登場するお菓子も多く、秋は栗きんとんやおはぎ、鬼まんじゅうなど、どこか懐かしい味わいがそろいます。

先日開催された地域の街歩きイベント「おつきみどろぼう」にも参加されていて、地元の子どもたちからも親しまれる存在。お菓子を通じて“まちのつながり”を感じさせてくれる、そんな温かなお店です。

おつきもどろぼう2025 雨にも関わらず、餅冨前には多くの人が並んだ。

味鋺いもの甘みをそのままに

この時期の人気商品のひとつ「芋きんつば」(1個130円)は、地元の味鋺いもを使ったシンプルな和菓子。
手のひらに収まるほどの小ぶりなサイズながら、食べた瞬間に広がる自然な甘さが印象的です。

薄く焼かれた皮の中に、ほくほくの芋あん。口に入れるとやさしい甘さがふわっと広がり、まるで炊き立てのさつまいもを頬張ったような素朴な幸せを感じます。

和菓子だけど、コーヒーや紅茶にもよく合うのがうれしいところ。どんな飲み物とも仲良くしてくれる、やさしい甘みです。

“その時期、その場所”でしか出会えない味

お店の方によると、味鋺いもを使った芋きんつばは秋限定の商品。味鋺いもの収穫時期にあわせて作られているため、まさに今しか味わえない季節のお菓子です。

こうした“地域×旬”の組み合わせって、やはり特別ですよね。その時期、その場所に行かないと出会えない味がある。そんな発見こそ、地元めぐりの醍醐味だと思います。

ほっとひと息つきたい日に

手に取りやすい価格(130円)もうれしいポイント。
頑張った日のご褒美や、家族団らんのお茶うけに。ちょっとした手土産にもぴったりですよ。

やさしい甘さとともに、どこか懐かしい時間が流れる——。
そんなひとときを過ごさせてくれる『餅冨』の芋きんつば。例年なくなり次第終了とのことですので、気になる方はどうぞお早めに。
地元の旬の味・味鋺いもの芋きんつばで、秋の午後にちょっとした幸せを。ぜひ味わってみてくださいね。

店舗情報

店名 餅冨(もちとみ)
住所:名古屋市北区大杉3-9-15
電話番号 052-981-0839
営業時間:8:00 – 19:30(日祝は 18:00まで)
アクセス:名鉄瀬戸線「尼ケ坂」徒歩7分
販売期間:芋きんつばは秋季限定(11月30日まで)