【随時更新】日常で発見する地元の魅力&暮らしの情報。どローカルなワクワクをシェア!

【名古屋市北区】ドイツ帰りの店主が手がける下町の味。『コロッケ屋 みね』で出会う揚げたての幸せ

名古屋市北区・大杉学区――下町の風情が色濃く残るこのエリアには、古い建物を再生した個性的なお店や、知る人ぞ知る人気スポットが点在しています。
そんな町並みの一角に、香ばしい香りを漂わせる小さなコロッケ専門店『コロッケ屋 みね』があります。

コロナ禍に迎えた転機・ドイツ・ベルリンから北区へ。

長年ドイツで暮らし、ベルリンで行列のできるコロッケの屋台を営んでいた店主のみねさん。
コロナ禍をきっかけに帰国し、2021年、この北区で新たなスタートを切りました。
店舗は築90年の四軒長屋の一軒を、みねさん自らセルフリノベーションしたもの。

むき出しの天井、木枠のガラス扉、古い梁――どこか懐かしくて、でもセンスを感じる温もりある空間です。
初めて訪れる人でも、ふっと肩の力が抜けるような居心地の良さがあります。

揚げたてをひとつずつ。素材が主役の“やさしい味”

『コロッケ屋 みね』の魅力は、なんといっても素材そのものの味わい。
定番メニューは、チーズコロッケ、オマコロ、タマコロ・バタコロの4種類。
注文を受けてからひとつずつ丁寧に揚げるスタイルです。

左からタマコロ・チーコロ・オマコロ各250円 250円商品は5個で1000円になるお得なまとめ割もあります。

『オマコロ』は“おばあちゃんのコロッケ”のような、ホクホクしたじゃがいもの食感が懐かしく、『チーズコロッケ』はドイツ時代から使い続けているゴーダチーズ入り。
揚げたてをかじると、チーズがびよーんと伸びて思わず笑顔に。
『タマコロ』は、ゆで卵とポテトのハーモニーが優しい味わいで、お子さんにも人気です。(各250円)

お手軽メニューの『バタコロ』(100円)は、ふっくらしたじゃがいもにほんのり香るバターが絶妙。
小ぶりなサイズで思わずもうひとつ…と手が伸びます。

化学調味料を使わず、素材の味を活かして丁寧に手作りしたコロッケ。
衣がきめ細かく、サクッとした歯ざわり。米油100%で揚げているため食べ終わったあとも、胃がもたれないやさしい仕上がりです。
そのまま食べても十分美味しいですが、二個目、三個目はソースで味変するのもおすすめ。

季節の食材を使った限定コロッケも登場するので、行くたびに違う味と出会えるのも楽しみのひとつです。

惣菜やクラフトビールも!イートインで“みねさん流”の楽しみ

ショーケースには、ドリンク類や明宝ハムを使ったマカロニサラダやアイスクリームも。
テイクアウトがメインですが、軽くイートインも可能。
独特の世界観が魅力的な空間で、クラフトビールとともに揚げたてコロッケを頬張るのも、みねさんならではの楽しみ方です。

地域を巻き込む“ネオカルチャー”の発信地に

『コロッケ屋 みね』は、コロッケがおいしいだけではありません。
近年では、子どもたちが地域をまわってお菓子をもらう“お月見どろぼう”イベントを主催するなど、まちづくりにも積極的に関わっています。
下町らしい温かさと、みねさんのユニークな発想が重なって、地域に新しい風を吹き込んでいます。

コロッケの香りがつなぐ、下町の人と人

北区の店舗は金・土・日のみ営業と限られていますが、金城夜市をはじめ、イベント出店も度々されていますので、出会えたらラッキー。
ふとした日常に、『コロッケ屋 みね』の揚げたてコロッケがあると、なんだか心までほっこりします。
揚げたての美味しさと、下町の人情をひとくちで味わえるこの店。
気づけば、あなたもファンになるかもしれません。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。


コロッケ屋 みね
住所:名古屋市北区大杉(※詳細は公式Instagramを確認)
営業日:金・土・日
駐車場:店舗右側にあり
Instagram: https://www.instagram.com/kitchen_mine/(最新情報・出店情報はこちらから)