名古屋市北区清水の住宅街を歩いていると、ふと目に留まる、やさしい色合いの建物があります。
「hobo bakery(ホボ ベーカリー)」は、2023年6月にオープンした小さなパン屋さん。
少しずつ地域に知られる存在となり、今ではこのエリアの暮らしに自然と馴染んでいます。
名古屋市北区清水にある「hobo bakery」の立地と店構え
お店があるのは、名古屋市北区清水五丁目。駅前のにぎわいから少し離れた、落ち着いた住宅街の一角です。
かつて喫茶店だった建物を改装しており、スモークピンクの外壁と、くすみブルーの扉が印象的。
入口に残るモザイクタイルも当時のものを活かしており、新しさの中にどこか懐かしさを感じさせます。
大きな看板はありませんが、住宅街の景色に自然と溶け込む佇まいで、散歩の途中や日常の買い物ついでに立ち寄りやすい立地です。

小さな店内に並ぶ、毎日食べたいパンと焼き菓子
店内は3〜4人ほどでいっぱいになる、こぢんまりとした空間。
木製の棚には、調理パンや菓子パン、クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子が20種類前後並びます。
すべてが少量ずつ丁寧に作られており、品ぞろえは日によって少しずつ変わります。
「今日は何が並んでいるかな」と、訪れるたびに楽しみがあるのも魅力です。

自家製酵母と旬の素材を使ったパンづくり

「hobo bakery」のパンは、自家製酵母を使用し、地元産の野菜や旬のフルーツを取り入れて作られています。
店主は元パティシエ。味はもちろん、見た目の美しさにも気を配りながら、日常的に食べやすいパンを目指しているそうです。
特別な日のためのパンというより、朝食やおやつなど、暮らしの中で自然に選ばれる存在。
そうしたスタンスが、地域に受け入れられている理由のひとつといえそうです。
季節のパンを実食。クロワッサンと秋限定メニュー
訪れたのは10月半ば。
この時期には、食パンやクロワッサンと並び、季節限定のパンもいくつか登場していました。
中でも印象的だったのが、秋限定の「栗&クリ」。
生地にはマロングラッセが練り込まれ、中には栗の甘露煮が入っています。
甘さは控えめで、栗の風味がしっかりと感じられる一品。
ハード系の生地で食べ応えがあり、小ぶりながら満足感のあるパンでした。

クロワッサンは、機械ではなく手折り製法で作られています。
気温が高い夏場はバターが溶けやすいため製造を休止し、涼しくなる時期から再開されるそう。
断面を見ると、層の美しさがはっきりと分かります。
手折りならではの細かな層が、ひと口ごとのサクっとした食感につながっていました。
バターの香りが広がる味わいは、「hobo bakery」らしい丁寧さを感じる仕上がり。
この時期に店頭に並ぶパンとして印象に残り、季節の訪れを感じさせてくれる存在です。

売り切れ次第終了。利用時のポイント
すべて手作りのため、販売数には限りがあり、売り切れ次第終了となります。
確実に購入したい場合は、InstagramのDMでの予約も可能とのこと。
定休日や臨時休業が発生することもあるため、来店前に公式インスタグラムで営業日を確認しておくと安心です。
名古屋市北区で暮らしに寄り添うパン屋を探している人へ
名古屋市北区清水周辺で、日常使いできるパン屋さんを探している方にとって、「hobo bakery」は心強い存在です。
住宅街の中で静かに営業を続ける、地域に根づいたベーカリー。普段のパン選びの選択肢として、覚えておきたい一軒です
店舗情報
店名:hobo bakery
住所:名古屋市北区清水5-21-16
営業時間:9:30〜17:00(売り切れ次第終了)
定休日:日・月・火(臨時休業あり)
公式インスタグラム
※本記事は取材時点の情報に基づいています。現在はメニューや価格、その他の状況が異なっている場合がありますので、ご利用の際は最新情報をご確認ください。
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