名古屋市西区・浄心エリアで、初夏に行われる地域のお祭り「浄心天王祭(弁天祭)」。
弁天通商店街周辺を中心に多くの露店が立ち並び、例年1万人以上が訪れるとも言われる、名古屋市内でも規模の大きな行事のひとつです。
2024年は、コロナ禍を経て5年ぶりの開催となり、地元ではこの日を待ち望んでいた方も多かったのではないでしょうか。
この記事では、浄心天王祭の成り立ちや特徴、開催エリアの様子、訪れる前に知っておきたいポイントを、初めての方にも分かりやすくまとめています。
浄心天王祭(弁天祭)とは|地域に根付く初夏の伝統行事
浄心天王祭は、浄心エリア一帯で長く親しまれてきた地域のお祭りです。
かつては 弁天通商店街 や江川端通商店街が中心となり、商店や住民の手で受け継がれてきました。
しかし近年は、高齢化や担い手不足、そしてコロナ禍の影響もあり、開催の継続が難しい時期が続いていました。
そうした中、地元の有志や関係者が実行委員会を立ち上げ、再び開催へとつなげたのが現在の浄心天王祭です。
派手な観光イベントというよりも、
「地域の人が守り、地域の人が楽しむお祭り」。
そんな性格を色濃く残しているのが、この弁天祭の特徴と言えるでしょう。
名古屋市内屈指の露店数。通り一帯が“お祭り空間”に

浄心天王祭の大きな魅力のひとつが、その露店の多さです。
開催期間中は、浄心駅 周辺に約250店もの露店が並ぶとされています。
定番の屋台グルメはもちろん、縁日らしい遊びや地域色のある出店まで、通りごとに少しずつ表情が異なり、歩いて巡るだけでも楽しめるエリアです。
2つの通りに分散して露店が配置されているため、人出の多さに比べると回遊しやすい点も、大人から子どもまで楽しみやすいところです。
弁天祭に「雨はつきもの」と言われる理由
浄心天王祭について、地元では
「弁天祭の時期は雨が降りやすい」と言われることがあります。
もともとこのお祭りは、地域の守り神に五穀豊穣を願う行事が起源とされており、
初夏の雨もまた、実りをもたらす“恵み”として受け止められてきました。
梅雨入り前後にあたる時期の開催ということもあり、
天候がすっきりしない年もありますが、
それも含めて、季節の移ろいを感じられるのが浄心天王祭の特徴のひとつ。
夕方から夜にかけて、少し湿り気を帯びた空気の中、
提灯の明かりと人の流れが重なる風景は、
この時期ならではの情緒を感じさせてくれます。
事前に知っておきたい注意点|交通・周辺環境について
浄心天王祭の開催にあわせて、周辺では交通規制や通行止めが行われる場合があります。
とくに商店街沿いの路地は、普段と動線が変わることもあるため注意が必要です。
また、弁天通周辺の有料駐輪場については、
開催前後を含めて利用制限がかかることも。
普段、浄心エリアで自転車を利用しているかたは、ご注意くださいね。
会場は地下鉄駅から近いため、混雑や天候を考えると、公共交通機関を利用して訪れるのが安心です。

初夏の夕暮れ、商店街に灯る明かりと人の気配。
浄心天王祭は、肩ひじ張らずに立ち寄れて、子どもたちの記憶にもそっと残る、地域ならではのお祭りです。
浄心エリアを訪れるきっかけとして、
また名古屋の季節行事を知るひとつの入口として、
この弁天祭を覚えておいてはいかがでしょうか。
浄心天王祭(弁天祭)2024 開催概要(参考)
- 開催日:2024年6月9日(日)・10日(月)
※土日開催ではありません - 時間:15:00~21:00
- 会場:名古屋市西区 浄心駅周辺
- 露店数:約250店
- ※最新情報は弁天通商店街公式サイトをご確認ください。
地域のお祭りでは、ゴミの扱いやマナーが、次回以降の開催に大きく影響します。
浄心天王祭では、会場周辺にゴミステーションが設けられるので、分別にご協力を。
浄心エリアにはかわいい七福神のオブジェが隠れています。手軽にできる七福神巡りの記事もあわせてご覧ください。
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