春の名城公園を歩いていると、ふわりと甘い香りに足を止めたくなる場所があります。
名古屋市北区にある 名城公園 の「藤の回廊」は、毎年4月中旬から下旬にかけて見頃を迎える、名古屋の春を代表する散策スポットです。
名古屋城東門から南遊園まで、お堀沿いに約660メートル続く回廊には、9種類・約85本の藤が植えられており、品種ごとに異なる色合いや咲くタイミングを楽しめるのが特徴。
名古屋城の天守閣を背景に藤の花を眺められる、ここならではの景色も大きな魅力です。
お堀沿いを歩く、春の藤散歩

藤の回廊は、名城公園二の丸東駐車場付近から歩き始めると、全体の流れがつかみやすくおすすめです。
藤棚の下では、花を見上げながらゆっくり歩く方や、写真を撮る方の姿が多く見られます。
観光で訪れた外国人の方も多く、名城公園が名古屋を代表する観光・憩いの場であることを実感します。
早咲きから遅咲きまで、品種ごとの表情を楽しむ

藤の回廊の魅力は、訪れる時期によって主役が変わること。
早咲きの三尺藤は、濃い紫色の花房がボリュームたっぷりで、藤らしい華やかさを感じさせてくれます。

一方、曙花美短藤(あけぼのかぴたんふじ)は、藤といえば思い浮かぶ長い花房とは異なり、短めで丸みのある姿が特徴。やさしいピンク色が可憐で、足を止めて見入ってしまう存在です。

遅咲きの本紅藤や野田藤は、時期を少しずらして見頃を迎えるため、早咲きが終わったあとも楽しみが続きます。
早咲きから遅咲きまで品種が分かれているため、4月中旬〜下旬のどこで訪れても楽しめるのが、藤の回廊ならではの魅力です。
圧巻の九尺藤と、名古屋城の共演
回廊の中でもひときわ存在感を放つのが、長く垂れ下がる花房が特徴の九尺藤。
紫の花が連なり、風に揺れる様子は、まるで“藤のシャワー”を浴びているかのような迫力があります。

お堀沿いを進むと、ところどころで 名古屋城 の天守閣が顔をのぞかせ、藤の花越しに名古屋城を眺められるのは、この時期だけの特別な光景。
南遊園付近では、本格的なカメラを構える方も多く、スマートフォンでも十分“絵になる一枚”が撮れる写真映えスポットです。

入場無料で楽しめる、名城公園の春の名物
藤の回廊は、名古屋城内に入らずお堀沿いを歩くだけで楽しめます。
入場料がかからないため、気軽な散歩コースとして立ち寄れるのも嬉しいポイント。
年によって咲き具合や見頃は少しずつ変わりますが、その違いも含めて楽しめるのが名城公園の藤の回廊。
春の散歩道のひとつとして、毎年思い出したくなる場所です。
施設情報
名城公園
住所:名古屋市北区名城1丁目
入場料:無料
藤の回廊:名古屋城東門〜南遊園まで 約660m
