光熱費や日用品の値上がりが続くなか、毎日の食卓に欠かせない野菜の価格に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「できるだけ出費は抑えたい。」——そんな生活者の声に応えるような青果店が、2024年春、名古屋市北区に登場しました。
それが、べジブル水草団地店です。
水草団地エリアにオープンした青果店

べジブル水草団地店がオープンしたのは、2024年5月。
三好店・小牧店に続く3店舗目で、名古屋市内では初出店ということもあり、開店当初から注目を集めていました。
場所は名古屋市北区の水草団地エリア。
住宅地に近く、日常の買い物動線に組み込みやすい立地で、近隣に暮らす方が立ち寄る姿が見られました。
訳あり野菜がずらり。理由が明記されていて選びやすい
店内には、トマト、きゅうり、にんじん、じゃがいもなど、日々の料理で使いやすい野菜が並びます。
価格は一袋100円台のものが多く、名古屋市北区周辺の一般的なスーパーと比べても、かなりお値打ちに感じられました。

特徴的なのは、すべての商品に
「キズ」「黒ずみ」「余剰」「割れ」など、訳ありの理由がきちんと表示されていること。
形が不ぞろいだったり、葉先が少し枯れていたりするものもありますが、理由が分かっていれば納得して選べます。
傷んだ部分を取り除いたり、加熱調理に使ったりと、用途を想像しながら選べる点は、日常使いを前提とした買い物に向いていると感じました。

訪れた日は、レタスの詰め放題(100円)や、りんご・グレープフルーツなどの果物も並んでいました。
物価高の影響で、果物を控えがちになる家庭も多いなか、ここでは比較的日常使いしやすい価格設定です。

店内は一方通行に近い動線で、商品が次々と手に取られていく様子からも、需要の高さがうかがえました。
なお、支払いは現金のみのため、来店時は注意が必要です。
実際に買って検証。安さは本物?
実際に購入したのはこちら。

これだけ買って合計590円とは驚きです。
自宅で調理・実食したところ
- 果物は瑞々しく、味も問題なし
- 野菜も小さなキズ程度で、調理すれば気にならない
- 正品・余剰品は通常品とほぼ変わらず
個人的には、価格に照らし合わせて満足できる内容でした。
激安の理由は「フードロス削減」という仕組み

べジブルのスローガンは「なくそう!フードロス!」。
規格外品や過剰在庫など、本来なら廃棄されてしまう野菜を買い取り、消費者へ届ける仕組みをとっています。
自社トラックで直接引き取ることで物流コストを抑え、生産者と消費者の双方にメリットが生まれる構造。
価格の安さだけでなく、その背景にある取り組みも、この店が支持されていた理由のひとつです。
利用する際に知っておきたいポイント
正直に言えば、どの商品も品質が安定している、というタイプのお店ではありません。
訳あり野菜が中心のため、状態にはばらつきがあり、自分で見極める意識は必要です。期待値を上げすぎないほうが、実際の買い物とのギャップは少ないでしょう。
「今日はここまでで十分」「使い道が決まっている野菜を探す」など、目的がはっきりしている買い物には、うまくはまる場面も多そうです。
- 日によって品ぞろえは変わる
- 売り切れが早いこともある
- 自分で状態を見極める目利きは必要
こうした点を理解したうえで選ぶ人にとっては、価格の安さが大きな魅力。
家計にも、社会にもやさしい選択肢と言える存在でした。
【店舗情報】
店名 べジブル水草団地店
住所 愛知県名古屋市北区水草町2丁目60-2 駐車場はありません
営業時間 10~15時 (売り切れ次第終了)
定休日 無休
べジブル公式サイト
※本記事は取材時点の情報に基づいています。現在はメニューや価格、その他の状況が異なっている場合がありますので、ご利用の際は最新情報をご確認ください。
【補足】2025年4月に閉店しています
べジブル水草団地店は、2025年4月に閉店しています。
営業期間は長くありませんでしたが、物価高が続くなかで、
「訳あり野菜を日常に取り入れる」という選択肢を、名古屋市北区に提示した店舗でした。
なお、店舗には専用駐車場がなく、車で来店する場合は周辺のコインパーキングを利用する必要がありました。
価格が魅力の訳あり野菜を求める買い物において、駐車料金が発生する点は、利用のハードルになっていた可能性もあります。
